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現役銀行員が教えるお金のこと

ストレスは、無視する

こんばんは。

 

いつもお読み頂きありがとうございます。

 

うつヌケものです。

 

さて、おそらく私のブログに立ち寄ってくださる方は、日々ストレスを感じることが多いと思っている方ではないでしょうか。

 

そして、このブログを運営している筆者うつヌケものも、人よりストレスを感じやすい方だと思います。

 

「アイツはメンタルが弱い」

 

「傷つきやすい」

 

「面倒くさい」

 

こんなことを言われたこともしばしば。

 

そして、案の定本当にメンタルを崩して休職…

 

そんなうつヌケものですが、10ヶ月の治療と休職をへて再び社会に戻ることができました。

 

今日は、こんなうつヌケものが、この10ヶ月間で学んだこと、感じたことを共有したいと思います。

 

ストレスとは、戦ってはいけない

 

よく私たちは元気のない人を見ると、

 

「体を動かしてストレス発散しなよ!」

 

なんていいます。

 

私は、このアドバイスは半分正しく、半分間違っていると思います。

 

それはなぜかと言いますと、「ストレスを発散する」という表現は、あたかもストレスという物体を、何かをすることで粉々に粉砕する、というふうに聞こえるからです。

 

ストレスはそんなに簡単に粉砕できるものではありません。

 

せっかくしばらくの間忘れていても、何かの拍子にニュッと再び湧いてきます。

 

それは、どんなに戦ってもゴムのように衝撃を吸収し、こっちの方が消耗するばかりの勝ち目のない戦いのように思えます。

 

ストレスのことを、忘れよう、忘れよう!としても、ふと気がつくとまたストレスに取り囲まれてしまう。

 

そもそも、ストレスは人間の生物としての防衛本能から成るもの。

 

勝ち目はありません。

 

そう。ストレスとは、戦ってはいけないのです。

 

いつ、一番ストレスを感じるか

 

皆さんは、どのような時に一番ストレスを重苦しく感じますか?

 

ストレスの根源となっている出来事が起こっている最中ですか?

 

例えば、イヤな上司から嫌みを言われている最中とか?

 

それとも、家に帰ってそのことを思い出している最中ですか?

 

私は、圧倒的後者です。

 

もちろん、個人差はあるかと思いますが私は何か将来起こりうることに思いを巡らせて不安になっている時や、過去に起こったイヤな出来事を思い出している時が一番ストレスを感じます。

 

これを、ストレス保存再生型とでもいうのでしょうか…

 

こんな自分の奥底から湧いてくるものと戦っても、自分同士で戦っているようなもの。

 

やればやるだけ自分が消耗していきます。

 

ではどうするか。

 

ストレスは、無視すればいいんです。

 

ストレスは、無視する

 

想像してください。

 

あなたの前には、真っ白い机が置いてあります。

 

その上には黒いゴムのような物体がうごめいています。

 

これがストレスです。

 

あなたは、これと向き合い殴ったりなんかして戦ってきました。

 

でも違うんです。

 

一度、その黒い物体を持ち上げ、机の横に降ろしてしまってください。

 

もちろん、ストレスはそこに存在します。

 

無くなったわけではありません。

 

でも、舞台の上のスポットライトからは外れたのではないでしょうか。

 

これがストレスを無視する、ということです。

 

何日か経って改めて机の横を見てください。

 

その黒い物体はいくぶんか小さくなっているか、影が薄くなっているか、もしかしたら見えなくなってしまっているかもしれません。

 

これが私たちが正しくストレスと付き合っていく道ではないでしょうか。

 

時には、このストレスが机の上からなかなか降ろせないかもしれません。

 

その時は、ストレスを無視するために、全く関係のない別のことをするのです。

 

例えば… 体を動かすとか?音楽を聴くとか?

 

これが先ほど私が「このアドバイスは半分正しく、半分間違っている」といった理由です。

 

ストレスを無視するために、別のことをやってみる

 

体を動かしたり、全く関係のないことをしてストレスを発散するという考えは、あまり当てはまらないと思います。

 

ストレスを無視するために、全く別のことをするのです。

 

結局、行動としてやることは同じです。

 

でも、心の持っていき方で上手くいくことがある、自分の脳を騙すことができる。

 

ストレスは強いです。

 

戦って打ち負かすことも、完全に忘れ去ることもできません。

 

では、一度、無視する。ということを試してみるのはいかがでしょうか?

 

もっとも、その無視することを徹底的に追求したのがマインドフルネスであり、瞑想であるのですが…

 

今日はここまで。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

うつヌケもの。